2015年3月27日金曜日

Tim Scruggs Custom Cues

Tim Scruggsは、1960年代初めに機械工として3年間働いていました。しかし、ビリヤードへの情熱が捨てられず、ボルティモアのビリヤード場を経営するために、機械工の仕事を退職しました。その当時の仲間には、町のビリヤード場2つを経営するDan Janeと常連のBill Stroudがいました。数年後にDanとBillはボルティモアでJosscueを製作することになります。2人の友人として、TimはJosscueを買いました。

TimはJossの工場を訪問した時に、機械工の腕をかわれて、そこで働くことになりました。1970年にJossの工場で3ヶ月間キューの製作にたずさわり、ビリヤード場の経営に戻りました。2,3年後には、ビリヤード場の経営に飽きてきて、キューの製作こそが自分が生涯にわたって続けていく道ではないかと考えはじめました。

1972年にDanとBillはTimに対して、Jossでキュー製作を行っていく気があるかの確認の電話があり、Timは申し入れを受け入れ生涯にわたってキュー製作に携わっていく決意をしました。このようにして、TimはJossで働くようになりキューの製作について学んでいきました。その後6年間、DanとTimは共同でJosscueを製作していきます。
1978年にTimは独立して、自分自身でキューを製作することを決意しました。彼は、Bill Mcdanielを訪れるためにテネシーへ行きました。その後、Timは店を出すためにボルティモアに帰りました。小学校以来のTimの友人であるBob Froyは、キューの製作に協力することを申し出ました。このようにして、Tim Scruggs Custom Cuesは誕生したのです。数年後にBillが3番目のパートナーになりました。

Timの製作した初期の作品は、Josscueとほとんど同一でした。その当時のキューにはサインはありません。その後短い期間のうちに、自分独自のスタイルを開発し、改良に勉めていきました。
1980年代に入ると、キューにロゴを入れるようにしました。1985年にはすでにキューに象牙リングが施されていました。1988年になると、Timはキューにロゴ印を押すのをやめキューにロゴを彫り始めました。
現在、Timは月に少数のキューしか製作していません。Timのキューには多くのインレイが入っており、「Cocobolo」 「Kingwood」 「Paduk」 「Snakewood」 「Zircote」 「Birdseye Maple」などいろいろな木材を組み合わせたキューを製作しています。さらに高額のキューには「マラカイト」 「トルコ石」 「金」 「銀」などの宝石や金属を使用します。

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