それから長い年月の後、銀行の仕事を辞め、キューの製作を本業としていきました。それは大きな決断で賢明な選択ではありませんでしたが、私は若さと情熱に満ち溢れていました。最初は大変でしたが、私の製作したキューに顧客は喜んでくれました。
あれから11年たちましたが、私はキューメーカーとしての仕事を愛し、月曜日の朝を楽しみにしています。私からのアドバイスとして、今の仕事が嫌いならやりたいことを見つけ出すことです。金持ちにはなれないかもしれませんが、幸せになるチャンスはあります。
それから私は、いくつかの最先端の工具と3000平方フィートのスペースを持つ工場を構え、今日そこでキューを製作しています。
私のキューの製作方法は、本物のカスタムキューとして原木の仕上げから開始する垂直統合システムです。私たちは、チップとジョイントとゴムバンパー以外はDPが製作します。私が製作したり改造したりしたキュー製造装置は3世代目となりました。私たちはキュー製作の最終工程として紫外線乾燥システムを使用しています。キューの設計製作にはCAD・CAMシステムを使用します。キューの加工には、ドイツ製最高級のNSKスピンドルとローターを使います。この装置によりDPキューのパーツはカスタマイズすることができます。
DPキューは、私と Brian Mullins の2人で製作しています。Brian は唯一の従業員で、長い間キュー製作に携わっているプロフェッショナルです。彼はDPキュー製作の大部分を担っています。
私は長い間キュー製作の最前列に携わってきました。私はアメリカ・キューメイキング・アソシエーションの創設メンバーと取締役会の2つを務めています。また、長期にわたりBCAの投票会員となっています。
キュー造りで最も難しいのは、良い素材の販売業者を見つけることです。キューを製作するために利用できる真直で良質なエキゾチックな木材は、それほど多くありません。良い材料をみつけても、それがとんでもない価格であれば価格交渉に多くの時間が費やされます。キューを製作するための硬い木材は高価ですが、ヨーロッパから空輸しており輸送費もいうまでもありません。しかしその結果、美しい木と素晴らしいメイプルシャフトによるエキゾチックキューが誕生します。
DPキューは品質に対して真剣に取り組んでいます。すべてのキューは私と Brian によって1本ずつ造られています。キューの品質が良くなかった場合は販売することはありません。
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